Ruruto

特集

無限のコーディネートを楽しむ
春は徹底的に帯研究

おしゃれを追求したら
究極のシンプルに
行き着きました

陽射しは春の輝きを日に日に増していきますが、
まだまだ気温の低い日も多く、紬に袖を通したくなります。

藤鼠ふじねずの無地の結城紬は、くすみ系で年齢を選ばず、着用頻度の高い着物。
ショッピングに観劇、食事会に同窓会と春のイベントはお任せ。

帯:針𦁤金九寸なごや帯
「立涌花菱」桝屋髙尾

水や雲などが水蒸気となり涌き立つ様子を表した立涌文様の膨らみのなかに、砂子表現を用いて花菱を描き、奥行き感を演出しています。髙尾朱子さんが考案した新しいタイプの漆箔𦁤金糸を織り込んだ帯で、抜群の締め心地とモダンでシックな雰囲気で使い勝手の良い帯です。
着物
チェンジ

着物:泥大島紬地空き

大島紬のツルツルとした地風は、埃や花粉が心配な人にとって春の最強の衣装。
暖かく通気性が良いので春のお出かけにはお勧めです。

の粉色と薄卵色のグラデーションが春らしさを醸し出す米沢紬は、
野々花染工房の桜染めで、諏訪豪一さんの作品。この季節に着用するにはピッタリの着物です。
紬に敢えて袋帯で紬の装いを限りなくソシアルに寄せて。

帯:西陣袋帯
「黒船裂」吉村織物

目を凝らしてよく見ると、七宝の輪の中にふくら雀、フクロウ(福来郎)、お多福、大黒天、恵比寿…と、縁起の良い神様や動物や織り出されています。日本に渡来し、主に茶人や権力者たちに愛された異国の香りがする古裂を、ぬれぬきの技法で再現しました。
着物
チェンジ

着物:手描き京友禅付下げ
「貝合わせ」近江屋オリジナル

爽やかな薄萌葱に京友禅らしい文様をシンプルに配した付下げで同系色のコーディネート。
着る方の品の良さが光ります。

チェンジ

帯:錦本袋帯
「うろこ菱紋」おび弘

素材に綴れの80枚地と20枚地を併用した織で、生地に凸凹をつけて、その上に菱取りにした松模様を唐織で表現した帯でぐっと格を上げてフォーマルに。帯の格が着物の格をワンランク上げてくれます。