男の着物は⽻織り物で勝負
⽻織
同系⾊、反対⾊、濃い⾊の着物に薄い⾊の⽻織、その逆のパターン。
⼀枚の着物が⽻織によってずいぶん印象が変わります。
男性こそ、⽻織のおしゃれを楽しみたいですね。
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最近観光地で、レンタルの着物や浴⾐でデートをしている⼈が増えました。
着物ファンが増えるのはうれしいことですが、どうせなら、『るると』読者の皆さんは、
ご⾃分の着物で旅⾏やお出かけができたらもっと楽しめるかもしれませんね。
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やたら縞とグラデーション、質感が洋服っぽい感じのファッショナブルな⽻織。単⾐で⼀年中楽しめます。
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⽻裏
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表地アップ
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⻄陣御召の⽻織は染物にも織物にも合わせやすくきちんと感もあるので、観劇や⾷事会など着⽤範囲は⾃在に広がります。裏地には野球の早慶戦のイメージで遊び⼼たっぷりです。同点なのがキュート。
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⽻裏
濃地の着物に薄地の⽻織は上級者のおしゃれ。
⽶沢織御召の品の良い光沢がちょっとしたソシアル感を醸します。
パーティーなどにも。裏地には将棋の駒をあしらいました。
⼥性の帯締を⽻織紐に作り替えた物、天然⽯から組み出した物など、
ネクタイを選ぶような感覚で好みの物をコレクションしたい。
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⽻裏
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表地アップ
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遠くから⾒ると無地に⾒えますが、江⼾⼩紋の⾓通しを織で表現したもので、⽶沢の佐志め織物の五百機⼩紋の⽻織です。
裏地には歌舞伎⼗⼋番の助六や京清の隈取りや⼩道具が描かれています。
歌舞伎座に⾏きたいですね。
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⽻裏
真綿の紬⽷を松煙染にした先染めの無地は何にでも合わせやすいので初めて⽻織を
作る⼈にもお勧め。裏は市松模様でちょっとしたキチント感を出しました。