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道⾏コートに代わって主流になった道中着。きもの衿と違い、衽部分が衿を兼ねていますので、柄の流れが美しく、紐で結ぶため体形の変化にも対応しやすいデザインです。
何か所も紐を結ぶタイプで下前と上前の裾をそろえて、⾃然な落ち感を作るのが難しいという問題を解決。
⾃然で美しい着姿が紐⼀本で実現しました。
1.
⾐紋に沿わせて肩に掛け、左右の袖を通してふんわりと⽻織ります。
2.
下前(右側)の⻑い紐を左から背中に回して右へ送ります。
3.
右側の脇線にある⽳から紐を引き出します。
4.
紐を結びます。
5.
美しい着姿が整いました。
千代⽥衿⾵の曲線が可愛らしいコートは紫⼭式仕⽴てでロングコートとショートコートの⼆通り着⽤できる紐の仕組みで⼈気です。加えてリバーシブルなのでなんと⼀着で四通りのおしゃれが楽しめます。(写真は三通り)
裏の⻩⾊の部分がアクセントになって、紋紗の市松から裏が透けて個性的な装いに。
短い丈を楽しみたいときは、着物のお端折りのようにドレープをとります。
裏は⻩⾊の格⼦(ギンガムチェック)で明るい⾊合い。