Ruruto

特集

春爛漫
帯で楽しむ着物の着こなし

もっと見たい 知りたい 個性的な魅力を
放つ帯

着るひと/四位笙子

凜々しささえ
感じさせてくれる
第一礼装の誇り


着物:京友禅黒留袖
帯:すくい織袋帯「鴛鴦」
  • 唐綾錦「西洋唐草文」(鈴木織物)

    刺繍のようにふっくらと見える部分も織で表現されていて、能役者がまとっても動ける軽さが魅力。

  • 紗袋しゃぶくろ「有織形紫文」(都織物)

    絽や羅と並び、透ける素材の至極の夏の帯として、紗の帯が品格のある雰囲気を醸します。

  • 絽綴ろつづれ上野綾作(泰生織物)

    晩春から初夏にかけて活躍する透け感の少ない爽やかな帯は、絽の風合いと綴れの締めやすさが共存しています。

  • 経錦「楽尽太子華文金箔(高島織物)

    古代中国で羅と共に生まれ、日本では法隆寺に遺されている貴重な織物。通常は緯糸で模様を表現するところ三色以上の経糸を組み合わせて経糸で文様を表現します。

  • 紹巴しょうは「王朝の調べ菊花文」(となみ織物)

    千利休の弟子の里村紹巴が持っていたので「紹巴」と呼ばれるようになった名物裂は、独特の地紋が特徴。経糸にも緯糸にも強撚糸を使っているため締めやすさが人気です。

  • 捻金綴錦ねんきんつづれにしき「松風舞楽花文」(桝屋高尾)

    真綿に金箔を巻き付けて織り上げる捻金。その糸を綴織にした究極の軽さと締めやすさを実現した帯で皇室御用達です。

  • 蘇州刺繍「立涌華文」(紫峯)

    表裏どちらにも糸の結び目がなく両面から見て美しい刺繍技法。中国江蘇省蘇州で2500年前に誕生しました。

  • 煌峯つづれこうほうつづれ「ぼたん唐草」(白龍庵勝山)

    奈良県の當麻寺の當麻曼荼羅(たいままんだら)を手本に、通常の綴織よりも柔らかさやしなやかさを追求した結果、締めやすい帯が実現。

  • 引箔ひきばく「こはく錦松文」(服部織物)

    特別な和紙に貼り付けた極薄の箔。その和紙を裁断して表裏がひっくり返ったりねじれたりしないように慎重に織り進める最高峰の帯。

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