Ruruto

特集

古都金沢に思いを馳せて
本日も、加賀友禅日和

加賀友禅大使と
巡る古都金沢
絶品散歩

金沢生まれ、金沢育ち、金沢をこよなく愛する二人の加賀友禅大使が、着撓の似合う町並みと、本当は教えたくない絶品を『るると』読者に特別にご案内。
金沢を旅する気分でお楽しみください。

右 塚谷彩子さん 
賀友禅訪問着:「女郎花」宮野勇造作 
帯:たつむら「慶祥若松錦」 さん

左 時國まさみさん 
加賀友禅訪問着:「浜辺の風」矢花博呂美作 
帯:三幸織物「おむろ」

撮影:中根禎裕、さわ
  • 兼六園

    水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つ。六つの優れた景観を兼ね備えていることから名付けられた金沢城の外庭園。

  • 長町武家屈敷跡界隈

    〒920-0865石川県金沢市長町

    昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」が行われ、金沢の冬の風物詩を見るために観光客が 訪れます。

  • 金沢駅鼓門(つづみもん)

    〒920-0858石川県金沢市木ノ新保町1-1

    北陸新幹線の開業に伴い、美しく生まれ変わった 「金沢駅」。アメリカのtravel & reisure(トラベルア ンドレジャー)のWEB版が選んだ「世界で最も美し い駅14選」にも選ばれました。その駅前に厳かにたたずむ巨大な門が「鼓門」です。高さ13.7mの太い2本の柱に支えられた門は、伝統芸能である能楽・加賀宝生(かがほうしょう)の鼓をイメージしています。加賀藩の初代藩主・前田利家の時代から代々能楽を愛好してきた金沢ならではの意匠。伝統芸能でおもてなしをする文化が息づく、金沢の観光名所のひとつです。

  • 近江町市場

    享保6 (17 21)年に各地の市場が近江 町に集められほぼ今の骨格が出来上がったが、前田利家公の金沢入城の三年前の朝市が起源という説も。プロの料理人 から家庭の主婦まで大勢の人で賑わう近江町市場は、北陸の味覚力ゞ いっぱい。威勢の良い声が飛び交うエリア。

  • 金沢城公園

    近年復元された五十間 長屋、菱櫓(ひしやぐら)、橋爪門など、現代の名工たちの技が光ります。 時代ごとに違う城壁に歴史のロマンを感じて。

  • 尾山神社

    前田利家公を主祭神と する神社で、二代藩主の利長公が創建。明治 6 (1873)年に現在地に移築されました。その 2年後には和洋折衷でステンドグラスが美しい神門ができました。

  • 正久山妙立寺 (忍者寺)

    出城の役目を持ったことから、外観は普通のお寺なのに、建物の内部はからくりがたくさん。外観は二 階建てで、内部は四階七層建ての複雑な構造や隠し部屋、落とし穴などちょっとしたアミューズメント

  • にし茶屋街

    こぢんまりとした情緒ある町並み。運が良ければ芸妓さんたちのお稽古の音が聞こえてくるかも。風情ある格子が連なります。

  • 友禅流し

    金沢の風物詩として、浅野川、犀川で盛んに見られた光景もなくなり、今は思い出の光景となりました。

  • 祥雲山龍国寺

    加賀友禅の祖•宮崎友禅斎の墓と句碑があり、友 禅斎の命日の5月17日には毎年「友禅まつり」が営まれ使い古した筆日には毎年「友禅まつり」が営まれ使い古した筆やハケを燃やす「筆供養」も行われています。

加賀友禅大使

加賀友禅大使は、「加賀染振興協会」の委嘱を受けて加賀友禅の魅力 を発信するポランティア団体です。既婚未婚を問わず幅広い等身大の着こなしで、金沢港でのクルーズ船のお出迎えや加賀友禅着装体験会など、国内外でPR活動を行っています。

着物の知識はもちろん、石川県や金沢市の観光・歴史、立居振舞の研修など各種勉強会で研鑽を積んでいます。今回『るると」秋号の特集の企画、撮影、編集にも多大なるご協力をいただきました。

加賀友禅大使事務局

〒920-0932
石川県金沢市小将町8番8号加賀友禅会館内
電話 076-224-5511
FAX 076-224-5533
協同組合加賀染振興協会内

・加賀友禅プロモーションマネージャー
・加賀友禅大使 世話人
・加賀友禅小粋な倶楽部 世話人
鶴賀雄子(つるがゆうこ)