特集
扇子は、それぞれ用途によってサイズやデザイン、加工などが違います.礼装用の扇子は「末広」と呼ばれ、漆や螺鈿(らでん)などがほどこされています。暑い日でも帯から引き抜いて扇いだりはしません。ほとんどのものは金と銀の無地が表裏になっています。 扇子を持って立つときはあまり手を上げずに自然な位置で。右手は末広の要を持ち、左手は軽く受けます。相手側には銀色の面が向いています。
右手を時計回りに回転させ、自分のほうに縦に向けます。
左手を滑らせるように下げ、右手に寄せます。
左手はそのままに右手を上にします。(手が入れ替わっています)
左手で帯を開け、右手で末広を持ち、前板に沿わせるように左側にやや斜めに差し込みます。
そのまま差し込みます。一度に差し込まずに、二回に分けて差し込みます。
完成。指2本くらいを帯から見えるように出します。儀礼用扇子は相手に対しての礼儀で持つもの。
右手を添えます。
引き抜きつつ左手も添えます。
2~3段階に分けて引き抜きます。
右手で抜いたら左手で受けます。
右手で要を持ち、左手で受けています。
両手で静かにひざ頭から20センチほど前に置きます。
左手を離してひざの上へ置きます。
最後に右手を離してひざの上に置きます。
留袖に合わせる帯揚は絞りを利用することもあります。
ちりめんや綸子とは異なることもあるので、注意しましょう。
帯揚は、一文字、入り組、山型などさまざまですが、結婚式などに出席するときは「結ぶ」のが基本です。
左右対称に持ちます。
帯揚の幅を3分の1に折ります。(長すぎる場合は内側に折ってから)
上前を上にして交差させます。
1回結びます。
上になったほうを下ろします。
手の人差し指を入れて輪にします。
丁寧にゆっくりと両手を使って帯の中に入れます。
着物や帯に格があるように、小物や履物にも格があり、TPOがあります。
着物の格に合わせるのが基本です。
草履協力:菊池株式会社 「夢衣」
金の3枚の台で、真ん中が帯地仕様になっているのでフォーマル向き。かかとは3センチ以上がフォーマル向きです。
3枚でかかとが高いのでフォーマル向きです。5センチ程度の高さがあるものは比較的若い方に最適です。
台は2枚ですが、ある程度の高さもあり、年配の方にはフォーマルに最適です。
エナメルでしゃれた草履ですが、台が1枚ですのでソシアルからカジュアル向き。
新素材の台で軽く歩きやすいタイプは、かかとが高くてもカジュアル向き。小紋や紬にどうぞ。