特集
お友だちや彼と出かけるなら花火やお祭りはもちろん、
映画もショッピングも自信の推し浴衣で出かけたい。
海外に暮らすセレブのようなライフスタイルを感じさせてくれる着こなし。
ブレない自分でいたいからモノトーンに透明感と光沢を。
外国の街並みにだって溶け込める
絶対無二の浴衣のおしゃれでキメル。
品のある愛され女子には、
ほんの少しガーリーな要素をプラスして。
頑張りすぎていない感じにぴったりの
木綿の注染なら、着心地抜群なので
長く愛せる自然体のおしゃれにちょうど良いみたい。
注染の最大の魅力はその着心地にあります。手拭いの染め方と同様に、生地を蛇腹状に折り曲げながら型で糊を置き、ほぼ手拭いの幅にしたものに染料を注ぎ、コンプレッサーで下から一気に吸い取るという技法によって、繊維の奥まで染料が染み込んでいるため繊維の目を塞いでいないので通気性や吸湿性が高いのです。
そしてもう一つは多彩な色柄。
一回の型付け(糊置き)で多色染めができる注染ならではの魅力も見逃せません。自分好みの浴衣がきっと見つかりそうです。
ふんわりと肌に優しい絞りの浴衣は
コンサバ女子ならどうしても一枚は欲しいアイテム
江戸時代から続く有松鳴海絞りの手仕事の伝統柄は、
コーディネートや着こなし次第でよそ行きにも、湯上りにも。
400年の時を極め続けた指先の技、有松海絞りは、桶狭間の合戦が行われたあたりに新しい町が出来、新しい町の「新町(あらまち)」がなまって出来たといわれる有松が発祥の地です。お隣の三河が木綿の特産地だったことから、糸で括って藍で染め模様を付けた「九九利染め」という手拭いがその発祥。あまりにも美しい布は、一気に人気を博し、北斎や広重、国芳などがこぞって浮世絵に描き、俳人や歌人が好んで詠うほどの人気になりました。ベテランでも一反を絞り上げるのに四ヵ月から十ヵ月を要するという膨大な手間がかかり、さらに絞る以外の技術も高度なことから従事者が激減し、生産量もわずかになりました。
加賀染古代型夏衣なら、 着物風に着ても良し、浴衣として着ても良し。 エレガンスを極める こんな静寂な贅沢なら 夏のお出かけは涼やかで楽しくなりそうな予感。