Ruruto

特集

また着たい、いつも着たいと思わせる
明月蘆の着心地とセンスの秘密

素材の粋を愉しむとかっこ良さが際立つ

明月蘆の着物は、色柄のかっこよさも魅力ですが、実は軽くて着心地が良いことがリピートする人が多い最大の理由です。先練りで織ることで、薄く、軽く織り上げてもハリのある生地になります。
単衣に仕立てるとシャキッと張りがあるのに適度なタレ感もあるという、しなやかで美しい仕上がりになるのが明月蘆の着物の最大の魅力で、実際、明月蘆の着物のほとんどが単衣です。
春や秋には同系色や濃い色の襦袢を着けることで透け感のない着こなしと軽い着心地を楽しみ、夏の暑い時季には、カラフルな襦袢や薄い色の襦袢で透け感を存分に見せる。透けていることでコーディネートの幅がひろがります。軽くて着心地の良い透ける着物を、通年愛用するというまったく新しい発想で、着物をファッションとして楽しむことができます。

  • 長襦袢:地紋は袷・単衣用(唐草、葡萄、バラ)、単衣・夏物用(夏唐草)の計4柄 12色展開

  • 着心地にも徹底的にこだわるスコープ・ココの大人気シリーズの長襦袢。色がビビッドで美しいだけではなく、ストレッチする生地で、疲れにくく、快適な着心地を実現してくれました。透けるきものに合わせて楽しむのはもちろんのこと、透けない着物にも、振りや袖口から覗く色合いがコーディネートの楽しみを広げてくれます。



着物:紗綾形地 立てぼかし 小紋
帯:袋帯 こうもり

古典柄の紗綾形をアレンジした地文様の生地を縦方向に染め分けました。白と黒の間をほんのりぼかすことで、ダイナミックな染め分けが柔らかい印象に。
着物:無地小紋 地紋様バラ
帯:袋帯 斜め編

織り方を変えて、透ける部分と透けない部分を織り分け、大きさの異なるバラを絶妙な配置に。下に着る長襦袢でコーディネートの表情を変えて無限大の楽しみを。

伝統美を守り少しはみ出る粋

着物:市松地 桜コツ詰
帯:袋帯 洋花

桜の花を輪郭だけで表現した、インパクトがあるのに品良くスッキリまとまる着物に、桜の和と対照的な洋花をコーディネートした無国籍なニュートラルなバランスが楽しい。
着物:経かすり 花散らし
帯:袋帯 斜寿彩映文

一見すると単純に見える文様ですが、型紙を四枚使用した、よく見るととても手の込んだ奥行きを感じるデザイン。シンプルなのに素敵に見えて、大人のセンスが光ります。
着物:紗 コスモス
帯:袋帯 波流水

紗の中に、濃淡をつけたコスモスを織で表現し、松ヤニを使った臈纈染めの一種である「ダンマル染」でコスモスに味わいをプラス。織も染も難易度の高い技術で、シンプルな中にも質感の妙を感じられる作品に。