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特集

今年の冬は
コートと羽織であか抜ける

商品協⼒/浅⾒ 井登美 いわき ウライ 近江屋 ⼤原商店 ⼩川屋 佐志め織物 佐沼屋 ツカモト市⽥ 東匠猪俣 丹⽻幸 みかわや 望幸 和光
撮影/タカヤコーポレーション
着付け/羽尻千浩
ヘアメイク/添田麻莉
モデル/四位笙⼦ NIIKA JKS専属ドリームエンジェルCHIZURU 中野翔太 天野喬司 三浦芳嗣
ロケ地/国⽴京都国際会館

お気に⼊りの着物や帯はたくさん持っていても、
コートや⽻織は1〜2枚を着回しという⽅もいらっしゃるかもしれません。
コートや⽻織には、防寒としての役割もありますが、⼤切な着物や帯を守ってくれたり、
着物のおしゃれの醍醐味でもあるコーディネートを⼯夫したりと、重ね着ならではの楽しみがたくさんあります。
ときに着物や帯を引き⽴てる⼤切なアイテムになることも。
この冬、お出かけが抜群に楽しくなる⼀枚を選んでみませんか?

美しいシルエットにこだわる⼈の
新定番
美しいシルエットに
こだわる⼈の

新定番

紐で結ぶタイプなので⾃分の体形に合った美しいシルエットを作りやすいのがうれしい

きもの衿



丈が⻑く裾まであり、軽い御召素材で塵除けに。
ガードをかければ⾬の⽇にも安⼼して着⽤できます。
紺と臙脂えんじの縞の描き出すグラデーションと陰影が美しい年齢を選ばないコートです。

きもの衿



紋紗の透けた素材なので、春、秋の塵除けとして重宝します。冬も濃地の着物になら重ねて着⽤できます。
筆で描いたようなダイナミックな半⽉の柄がモダンです。

新きもの衿



きもの衿よりも衿ぐりを⼤きく、ごく⾃然なやわらかい曲線を取り⼊れていますので、少しエレガントな印象です。
ふくよかな⽅もゆったりと着⽤することができます。今回は⼩紋柄で。

リフォームでコートを作る

気に⼊っていたのに、似合わなくなって着なくなった、若い頃の着物が派⼿になった、親や親戚から譲られたきり着ていない、飽きてしまって最近着ていないなどの着物をコートにリフォームすることができます。
特に泥染めの⼤島紬などは汚れや⾬にも強いといわれます。たんすの整理整頓を兼ねて古い着物を出してみませんか。

今回は編集部の私物の草⽊染めの⼤島紬をきもの衿バチ衿ロングコートにリフォームしました。
新しいものを誂えるのもうれしいことですが、たんすの肥やしがよみがえるのもまた楽しみです。

コートの選び⽅



コートは防寒だけでなく、着物でのお出かけの必須アイテムになってきました。コートのおしゃれを楽しむならばポイントは4つ。

①⽣地の素材
②⽂様(地紋も含めた⾊柄)
③衿の形、袖の形などのデザイン
④丈

コートを購⼊するためには、まずコート地(コート⽤の反物)を選び、デザインや衿の形、丈を決めていきます。
⽣地とデザインや衿の形との相性もありますので、先にデザインを決めてある⼈は、⽣地選びなどは、お店の⼈によくアドバイスしてもらいましょう。
また、完全にコートの形が出来上がっていて、M、Lといったサイズを選べば良いものもあります。こちらは防寒タイプのウール地のものや⾬コートに多いのですが、試着することができるので選びやすいかもしれません。