特集
写真:Studio MacCa
商品協力:近江屋株式会社 井登美株式会社
季節の花の名を言える、出されたお茶を美味しくいただける、きちんとご挨拶ができる、
いざというとき、ちゃんと頑張れる。
そんなすてきな日本女性は、人生の晴れの日にきものを上手に取り入れています。
春の婚礼シーズン、卒業、入学シーズンの前に、
母や祖母から教わったフォーマルの装いのこと、少し思い出しておきましょう。
結婚「式」に出席するのか?あるいは、披露「宴」なのか?会場はどこなのか?そして、何よりも重要なのは出席する自分の立場、つまり新郎新婦とどのような関係なのか?などによって装いのルールや核が違ってきます。
親族 | ミス |
※振袖 訪問着 色留袖(三つ紋、一つ紋) 色無地(江戸小紋三役)(三つ紋、一つ紋) |
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ミセス |
※黒留袖(染め抜き五つ紋) 色留袖(三つ紋、一つ紋) 色無地(江戸小紋三役)(三つ紋、一つ紋) 訪問着 |
帯はいずれの場合でも、格の高い丸帯か袋帯を締めます。
新郎新婦の母親は、黒留袖を着用します。それ以外の親族は、新郎新婦の両親よりも目上ならば黒留袖着用が一般的でしたが、昨今は色留袖、訪問着、色無地などを着用することも多くなってきました。新郎新婦との縁、式場の格などを参考に装いを選びましょう。
結婚式に出席した親族がそのまま披露宴に出席する場合は、式の装いそのままが一般的ですが、遠い親戚、仕事関係、友人、知人として披露宴のみに出席する場合は会場の格や結婚式の規模などによって判断をしましょう。
神社に隣接する披露宴会場や格の高いホテルなどでの披露宴の場合と、レストランウェディングとでは装いの格も変わります。また「平服で」とドレスコードが記載されていても、完全なカジュアルウェアよりは、新郎新婦の門出を祝う気持ちを装いに込めて、少しだけ華やかにしてみるとよいでしょう。