Ruruto

2024/10/25

TPO別着物を着るときのヘアメイクのコツとは?

TPO別着物を着るときのヘアメイクのコツとは?

着物を着て外出する女性

着物は日本の伝統文化の象徴であり、さまざまな場面で着用されます。特に結婚式、成人式、お茶会などフォーマルなシーンから、カジュアルな日常のお出かけまで、着物を着る機会は多岐にわたります。着物を美しく着こなすためには、ヘアメイクも非常に重要な要素です。TPO(時・場所・場合)に合ったヘアメイクを選ぶことで、着物の美しさがより際立ち、全体的なバランスが取れるようになります。この記事では、TPOに応じた着物のヘアメイクのコツを詳しく解説し、実際に体験することで自分に合ったスタイルを見つける方法をご紹介します。

1. フォーマルな場面でのヘアメイクのポイント

フォーマルな場面で着物を着る機会は、結婚式や成人式、卒業式などが代表的です。これらのシーンでは、華やかさや上品さが求められます。着物自体が豪華な刺繍や装飾が施されている場合が多く、それに合わせたヘアメイクが必要です。

ヘアスタイル

フォーマルな場面での着物のヘアスタイル

フォーマルなシーンでは、髪をきちんとまとめるのが良いと思います。例えば、「シニヨン」や「夜会巻き」といった伝統的なアップスタイルは、上品さと気品を引き立てます。特に、成人式の振袖や結婚式での訪問着には、華やかな髪飾りをつけることで、より一層ゴージャスな印象を与えることができます。髪飾りとしては、かんざしや生花、豪華なコームなどが人気です。

振袖の場合は、お嬢様方のこだわりも最近は多く振袖の雰囲気に合わせて変化にとんだスタイルがありますが、成人式にふさわしい可愛さと品があると良いですね。

メイク

フォーマルな場面での着物のメイク

フォーマルな場面では、ナチュラルながらも華やかさを意識したメイクが理想です。特に目元や口元は、しっかりとした発色を意識します。アイシャドウはブラウン系やゴールド系で陰影をつけ、アイラインをしっかり引くことで目元を引き締めます。リップは、着物の色に合わせた赤やピンク系の発色が良いものを選び、顔全体の印象を引き締めます。ただし、濃すぎるメイクは着物の優雅さを損なう可能性があるため、バランスを大切にしましょう。

成人式の前撮りでのメイクは、写真撮影に似合うファンデーションの色目もとても大切になるので心得ておいて下さい。

2. カジュアルな場面でのヘアメイクのポイント

カジュアルな場面で着物を着る場合、もっとリラックスした雰囲気のヘアメイクが求められます。例えば、友人とのお出かけや街歩き、お茶会など、日常的なシーンでは、自然体でかつ清潔感のあるスタイルが理想です。

個性を活かしたヘア・メイクで楽しんでほしいですね。

ヘアスタイル

カジュアルな場面での着物のヘアスタイル

カジュアルなシーンでは、髪を下ろしたスタイルでも問題ありません。たとえば、ゆるいウェーブをかけた髪を軽くまとめる「ハーフアップ」や、ゆるめのポニーテールなどは、リラックスした中にも上品さを保つことができます。また、短い髪の方はそのまま自然なスタイリングでも着物に合いますが、耳周りを少しまとめるとよりスッキリとした印象に仕上がります。シンプルな髪飾りや、控えめなアクセサリーを合わせることで、バランスの良い仕上がりになります。

メイク

カジュアルな場面での着物のメイク

カジュアルな場面では、軽めでナチュラルなメイクが適しています。ベースメイクは透明感のある仕上がりを目指し、ツヤ感を意識したファンデーションやハイライトを使うと、健康的で自然な印象になります。アイメイクやリップも控えめにし、淡いピンクやベージュ系のカラーで統一すると、カジュアルな場面でも着物に合うメイクが完成します。全体的に「引き算」のメイクを意識し、あくまで着物が主役となるように調整しましょう。

3. 季節やイベントに応じたヘアメイクの工夫

季節やイベントに応じた着物のヘアメイク

着物は、季節感やイベントごとのテーマを反映することが重要な衣装です。そのため、ヘアメイクも季節やイベントに合わせて工夫を加えることで、より一層洗練された印象を与えることができます。

季節感を取り入れたヘアスタイル

季節に合わせたヘアメイクの工夫は、特に髪飾りやスタイリングで表現できます。春には、桜や梅などの花をモチーフにした髪飾りを使うと、華やかで季節感あふれるスタイルに仕上がります。夏には、軽やかで涼しげなスタイルを意識し、シンプルな髪飾りや涼しげな素材のかんざしなどを取り入れると良いでしょう。秋は紅葉やススキなど、落ち着いた色合いのアクセサリーを使うことで、落ち着いた雰囲気を演出します。冬には、豪華なコームや暖かみのある素材の髪飾りで、季節感を感じさせるアレンジがオススメです。

髪の色味も大切なアクセントになります。自分に似合う色、着物に合う色の髪色も考えてみて下さい。

イベントに合わせたメイク

イベントごとのテーマや雰囲気に合わせてメイクを調整することも大切です。例えば、お正月やお祭りなどのイベントでは、少し華やかさをプラスしたメイクが喜ばれます。目元にキラキラしたパールやグリッターを軽くのせると、特別感が出て写真映えもします。一方、お茶会や伝統的な行事では、あくまで控えめなメイクが求められます。ベースメイクはナチュラルに整え、アイメイクやチークは薄めに、リップも柔らかい色合いで仕上げることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。

実際に体験して自分に合ったヘアメイクを見つけるには?

TPO別の着物ヘアメイクを知ることは大切ですが、実際に自分で体験することで、より深く理解し、自分に合ったスタイルを見つけることができます。ヘアメイクのプロに相談し、着物の種類や自分の顔立ち、髪質に合わせたスタイルを提案してもらうことで、さらに美しく着物を着こなすことができるでしょう。初めての方でも安心して参加できる無料体験レッスンが各地で開催されています。実際に着物を着て、プロのアドバイスを受けながらヘアメイクを試してみることで、TPOに合った自分だけの着物スタイルを見つけてみてください。

結論

TPOに応じた着物のヘアメイクは、シーンや季節に応じた工夫が求められます。しかし、理論だけでは自分に合ったスタイルを完全に理解することは難しいでしょう。実際に体験することで、より具体的なアドバイスを受けられ、自分にピッタリのヘアメイクを見つけることができます。着物の魅力を最大限に引き出すためにも、ぜひ無料体験レッスンに参加して、プロの指導を受けながら、最適なスタイルを試してみてください。

ヘア・メイクは印象をガラリと変えるとても大切な要素です。是非自分らしく美しく決めたスタイルで着物姿を最高のものにして下さいね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ブログ一覧へ戻る