Ruruto

イマドキの女子力アップは、和がスゴイ![Vol.4]

2017/03/01

生け花

大和撫子が行く生け花のお稽古編

 

ドリームエンジェルたちが、女子力アップを目指して和のお稽古に挑戦する連載。春の訪れと共にたくさんの花々が咲く季節、生け花にチャレンジしました。

生け花の基本はまず楽しむこと
生け花というと、和の花や枝ものを用いて床の間に飾ったリするイメージが強いかもしれません。本来は使う花材に特に決まりはなく、花器も家にあるお皿などを自由に用いることができます。お気に入りのグラスやカップなどに、庭に咲いた花や道ばたで摘んだ野花を挿し、そこに葉のついた枝を加えれば、生け花のできあがり。季節を楽しみながら自分の好きな花を使って、自由な発想で楽しんでみてください。


生け花に必要な道具
花材、花器、剣山、花切りばさみ
あると便利な道具
生け花用のこぎり、ワイヤー、剣山おこし、霧吹き、水切り用ボウル、フローラルテープ
使った花材
バラ(ひな)、バラ(葵、風雅)、利休草、ヒペリカム

 

 

 

 

生け花の歴史

生け花の源流は、飛鳥、奈良時代にまでさかのぼることができます。
仏教伝来とともに、仏前の供花からとも、八百万の神に榊を供えたことからともいわれます。何れにしても四季のある国、日本では、季節折々に、美しい花々が咲き誇っていたことでしょう。本格的に生け花が盛んになるのは、室町時代のこと。武士の間で書院造が生まれ、床の間の飾りとして「立花」をしたことによります。歴史とともにさまざまに形を変えながら受け継がれてきた生け花ですが、今日まで盛んになり、多くの人に愛され、愛好されてきた背景には、草木に想いをはせ、歌を詠む日本人ならではの、独特の価値観や思い入れがあるように思えてなりません。