着物コラム

生きていく中で人生には特別な節目がいくつも訪れます。その中で、自分自身や大切な人々と喜びを分かち合う瞬間を、より深く心に刻む方法として、そのハレの日の装いとして着物を選んでみませんか。
着物は、長い歴史の中で日本の伝統美を体現する衣装であり、日本人に馴染みやすく、着る人の魅力を最大限に引き出す衣装のように感じます。特に還暦や記念日といった重要な場面では、着物の華やかさと格式がその場を一層引き立ててくれることでしょう。
この記事では、人生の節目にふさわしい着物の魅力をお伝えするとともに、自分で着付ける楽しさや着付け教室での学びについてもご紹介します!ぜひ最後までお読みいただき、あなた自身の特別な日に着物を取り入れるヒントを見つけてください。
1. 人生の節目を彩る着物の魅力

年齢を重ねて行く中で、人生の中で特別な日が増えていきます。還暦や金婚式、銀婚式などの人生の節目は、家族や友人とともに祝う喜ばしい日ですよね。
そんなハレの日の装いとして「着物」を選んでみるのはいかがでしょうか?
着物は日本の伝統文化を象徴する衣装であり、その美しさと品格は他に代えがたいものです。特に年齢を重ねるほど、不思議なまでに着物姿の魅力が際立っていきます。
また、着物の柄や色使いは、もともとハレの良き日を祝い幸せを願うように作られているものも多いので、年齢やお祝いのテーマにふさわしい装いとなるのです。
ここではそれぞれの節目にあった着物をご紹介していきます。
還暦や長寿のお祝いに最適な着物

還暦や古希、喜寿といった長寿のお祝いでは、テーマカラーの色があります。そうしたテーマカラーをポイントとしたこんな装いはいかがでしょうか。
たとえば、
- 還暦のお祝いには、赤がポイントとなる落ち着いた柄の訪問着や色無地。
- 古希や喜寿には、紫を取り入れた上品な紋付。
これらの着物は、お祝いのテーマカラーをさりげなく取り入れることで、より特別な装いを演出できます。
それぞれの節目と色は下記の通りですので参考にしてみてくださいね!
<お祝いの種類>
・還暦(60歳):赤、朱
・古希(70歳):紫、紺
・喜寿(77歳):紫、紺、黄、金茶
・傘寿(80歳):濃黄色(山吹色から黄金色)
・米寿(88歳):濃黄色(山吹色から黄金色)
・卒寿(90歳):紫、白、まれに黄色
・白寿(99歳):白
・紀寿(100歳):白、桃色
金婚式・銀婚式にはエレガントな着物を
結婚50年の金婚式、25年の銀婚式も、着物が引き立つ場面です。
- 金婚式には、金糸や華やかな柄の訪問着や付け下げ。
- 銀婚式には、シルバーや淡いグレーを基調とした落ち着いた色無地。
これらの着物は、ご夫婦の長い歩みを讃えるのにふさわしい、上品で高貴な雰囲気を醸し出してくれます。
2. 着物を自分で着られる喜び

特別な日に着物を着ることで、心に残る素敵な時間を過ごせますが、自分で着付けができると、その感動はさらに増します。この機会に、ぜひ自分で着ることにもチャレンジしてみませんか。
自分で着付ける楽しさ
着物の着付けは難しいと思われがちですが、練習次第で誰でもできるようになります。自分で着ることで、次のようなメリットがあります:
- いつでも好きなときに着物を楽しめる。
- 自信を持ってお祝いの場に出られる。
- 家族や友人に着付けを手伝うことができる。
また、自分で着物を着られるようになると、日常でも着物を取り入れたおしゃれが楽しめるようになります。
3. 着方教室で着物の世界を体験しよう
特別な日にふさわしい着物を、自分で着られるようになることで、かけがえのない思い出を作ることができます。
還暦や記念日といった人生の節目を、ぜひ着物で迎えてみませんか?
着付け教室での学び
着付け教室(着方教室)では、初めての方向けに無料体験レッスンを随時開催している教室も多くあります。着付け教室のレッスンでは、こんなことが学べます。
- 着物の基本的な着付けを体験。
- お祝いの場にふさわしい着物の選び方を学ぶ。
専門の講師が一人ひとりに丁寧にサポートしますので、実際に手を動かして学ぶことで、着物へのハードルをぐっと下げることができます。
また、以下のような心配にもお応えします。
- 着物や帯を無理に購入させられるのでは? → 無理な販売は一切行いません。教室で使用する着物や帯は貸し出し可能ですので、気軽に参加いただけます。
- 費用が高いのでは? → 無料体験レッスンをご用意しておりますので、まずはお試しいただけます。
まずは一歩踏み出してみよう
無料体験レッスンは、お電話やオンラインで簡単にご予約いただけます。この機会に、ぜひ着物の素晴らしさを体感してみてください。年齢を重ねたからこそ似合う着物で、人生の節目を彩りましょう。
